2007/04/28永遠のクラシックコレクション
「クラシック入門コンサート」リポート
久しぶりの南港サンセットホールは、相変わらずの素晴らしいロケーションで、あの尖った船首のような場所にあるステージで象牙のピアノに向かい、
ショパンのノクターンを奏でる自分を想像する・・・そして、ニヤリッ！(^o^;)
そんな、想像力を掻き立てられるサンセットホールは、やっぱりいいなぁ〜！
南港咲洲の宝ものだなぁ〜♪
咲洲CLASSの新企画「永遠のクラシック・コレクション」。
今回は、南港クラシック部会の有志が出演して、誰もが耳にしたことのある有名な楽曲ばかりを聴かせてくれるという、
クラシックファン初心者にも優しいコンサート！さて、最初の演目は・・･♪
最初はソロピアノ、石川加奈子さんによる、「アラベスク第一番（ドビュッシー）」「別れの曲（ショパン）」そして「ベートーベンのソナタ第八番第二楽章“悲愴”」
思わず口ずさんでしまうほど、よく知っているメロディー♪
少し緊張した面持ちで、一曲一曲を丁寧に弾いている石川さんの姿が印象的でした。
そして、ヴァイオリン（中村有貴さん）とチェロ（若松さよりさん）のデュオ。
女性がチェロに向かう姿と、後ろに広がる海が重なり、なんとも言えずステキ！
最初の楽曲は「ハンガリア舞曲第五番（ブラームス）」
うわっ！感動〜っ♪繊細なヴァイオリンの音を、安定した低音のチェロが包み込み、まるで恋人同士の語らいのよう。。。
思わずウットリ。
そして、「シチリアーノ（レスピーギ）」「動物の謝肉祭より“白鳥”（サンサーンス）」と続き、ジプシー音楽で有名な「チャールダーシュ（モンティ）」で締める！
選曲もバツグンっ！拍手喝采っっ♪
ピアニスト浅井祐子さんは、「エリーゼのために（ベートーベン）」「乙女の祈り（バダジェフスカ）」「トルコ行進曲（モーツァルト）」「ノクターンOp9-2（ショパン）」「ノクターン遺作（ショパン）」と、“ピアノの王道”のような楽曲を5曲続けて演奏。
叙情的な旋律にフッと上を見上げ、一音ずつに万感の思い込めて弾いている姿が、目にも耳にも焼きついた素晴らしいステージでした。
そして、後半はオペラに続きます。
古川正巳さんによるテノール独唱、そしてピアノ伴奏は金井秋彦さん。
実はこのコンサートで偶然の出会いがありました！
ピアノ伴奏の金井さんが、ATC女性スタッフの高校の恩師であることが判り、楽屋で感動の再会っ！！(^^)v
人と人との繋がりって本当に不思議ですねっ！
演奏楽曲は「オンブラ マイ フ（ヘンデル）」「4月（トスティ）」「リゴレットより“女心の歌”（ヴェルディ）」と素晴らしい歌声が続き、TVやCMでもよく使われる「オ ソーレ ミーオ（カプア）」を朗々と歌い上げる古川さんに客席も絶賛！
テノールの響きが身体にとても心地よいということを、今日ここで体感しました。
そして、夕刻迫るサンセットホールのステージに、鮮やかなピンクのドレスで登場された中須賀和子さん（ソプラノ）、そして娘さんの中須賀紗織さん（ピアノ伴奏）。
積み上げてきたもの全てが、中須賀さんの音楽性の源になっているかのような歌声に圧巻。
「リナルドより“私を泣かせて下さい”（ヘンデル）」
「カッチーニのアベマリア」そして「グノーのアベマリア」、
日本楽曲より「初恋（越谷達之助）」「さくら横ちょう（中田喜直）」に続き、「トスカより“歌に生き恋に生き”（プッチーニ）」。
この曲は中須賀さんの十八番だけあって、思わず客席の全ての人が引き込まれる瞬間。。。
人間の声そのものが、最高の楽器であることを思い知らされた感動のラスト・ステージでした。
そして、大拍手の中、全ての演奏者が舞台に立ち客席と一緒に大合唱♪
「花の街」、そしてホールのカーテンが上がり、星空の見えるサンセットホールに響き渡る「見上げてごらん夜の星を」。。。
やっぱり、音楽って最高ですね〜っ♪（思わず、感涙っ！）
そうそうっ、最後に忘れてはならないのが、生まれて初めてのクラシックコンサートで大役を演じきったMCさん！^^;
最初の挨拶で「この入門コンサートで僕も一緒に勉強します！」と言っていただけに、慣れていないのは見え見えだったけど、よく頑張っていたよねっ！
本当にお疲れ様でした！
“音楽が作る人の輪”にあるものは、感動する心。
技量よりも大事なものは、その人が“一生懸命”をどれだけ出来るのか？
そこから生まれるものは、きっと無限大。。。。素直にそう思えた、南港サンセットホールでの「クラシック入門コンサート」でした。
咲洲CLASS実行委員会では、皆さまの熱い期待に応えるべく、これからも楽しいコンサートやイベントをたくさん企画していきます！！
これからもよろしくお願い致しますm(__)m
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